マンションを購入する際に必ず発生するのが、「管理費」と「修繕積立金」。
毎月のローン返済とは別に支払う費用ですが、その使い道や違いを正しく理解しておくことが大切です。
今回は、マンションに住むうえで欠かせないこの2つの費用について、わかりやすく解説します。
■ 管理費とは?
管理費は、マンションの日常的な維持・運営にかかる費用です。
共用部分を快適に保つために、管理会社や管理組合が使用します。
主な使い道は以下の通りです:
- エントランスや廊下など共用部分の清掃
- エレベーター・照明・防犯カメラなどの設備維持
- 管理人の人件費
- 共用部の電気・水道料金
👉 一般的な目安は、1㎡あたり月200〜300円前後。
例えば70㎡のマンションなら、月14,000〜21,000円程度が相場です。
■ 修繕積立金とは?
修繕積立金は、将来的に行う大規模修繕工事のための貯金です。
外壁の塗り替えや防水工事、屋上・給排水管の改修など、建物全体を長期的に維持するために使われます。
多くのマンションでは、「長期修繕計画」に基づいて、将来の修繕費を段階的に積み立てていきます。
築年数が進むにつれて、修繕費が増えるため、積立金が値上がりするケースもあります。
👉 一般的な目安は、1㎡あたり月150〜250円前後。
70㎡の場合で月10,000〜17,000円程度です。
■ 管理費と修繕積立金の合計目安
多くのマンションでは、この2つを合わせて月2〜3万円前後の負担になります。
立地・設備グレード・築年数によって差はありますが、購入前に「将来的な値上がり見込み」も確認しておくことが大切です。
■ まとめ
マンションは、戸建と違い共用部分をみんなで維持する“共同の建物”。
その分、定期的な費用負担がある反面、管理体制が整っているため安心して暮らせるというメリットもあります。
購入時には、
- 管理組合の運営状況
- 長期修繕計画の有無
- 積立金の残高状況
を確認しておくことで、将来のトラブルを避けられます。
当社では、マンション購入時の管理費・修繕積立金のチェックポイントも丁寧にご案内しています。
ぜひお気軽にご相談ください。
